再教育.2
「メイドー!! そこのメイドー!!」
「おっおいっ!!!
このバカ!!!…あ スイマセン…気にしないで下さい」
店員が思い切り怪訝な顔をしてまたこっちを見る。
オレは仕方なく、そっちに向かって何度も頭を下げた………
「僕に向かってバカとはなんだ!バカとは!!メイドが仕度をしなければいつまでたっても食えんじゃないか!!」
ルイがテーブルを両方の拳でドンとたたく。
「はあ……あのなルイ……注文はここのボタンを押したら直ぐ来てくれるし」
「ボタン? おおっ!このミサイルの発射装置のようなものがか?!」
「ミサ………… それと店員はあくまで給料を貰って働いている従業員で…メイドじゃないんだよ…」
「だって!メイドの格好をしているじゃないか?!」
そうか?!
……まあ 確かにそんなイメージではあるけれど……
「とにかく…… まあいいや… ほら押させてやるから押してみろよ」
呼出しボタンをルイの方へ寄せてみる。
「何回?!連打した方がいいのか?!」
「一回だっ!!絶対連打するなよ!!」
ピ〜ンポ〜ン![]()
「おおっ
!!成る程!!店中に共鳴するというわけだな!!」
はあああ…………………
注文した食事はファミレスだけにあっという間に運ばれて来た。
さっきは黙って聞いていたが、とても一人じゃ食いきれないような大量の料理の数々…
しかも明らかにかぶってる奴がいくつかあるし…
あきれてルイを見ると、ルイも不思議そうにこっちをジッと見ている。
「なんだよ……?腹減ってんだろ?……早く食えばいいだろ?」
「うん、はやく食いたいんだ 一刻もはやく」
「だから…………」
「食べさせてくれないのか?」
「……………………………………………?!!!は?!!!」
「僕は自分でナイフとフォークを持った事がない」
な、なにを〜っ?!!!!
「うっ嘘付け!!じゃあ今までどうしてたんだよ?!」
ルイがオレの目の前で、首を傾げる。
「そうだな… ガキの頃はメイドが… それからは、正宗がずっと僕の口に食物を運んでいたな」
鳴滝いいいいいいいっ
!!!
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