再教育.4
「ありがとうございます。 一万九千五百円です。」
ファ
ミ
レ
ス
で…………
¥19500…………![]()
ああ…… オレの 今月の 全財産が
(バイト代が入るまであと二週間もあるのに!!)
「お客様 一万九千五百円 でございます!」
店員が顔を突き出して繰り返す。
払いますよ!!払えばいいんだろ!!そりゃ払うさ!!
「東洋 これを使え」
「あ?」
ルイが胸のポケットから何かを取り出してオレの目前に差し出す。
金?
なんだこいつ金持って来て………
「……………………何? このカード」
メタルブルーに光り輝くカード
「兄上が金の代わりになるからって去年の誕生日にくれたんだ 僕は使った事がないから分からないけど… 幾らでも物が買えるんだって言ってた」
誕生日に?!
無制限?!
か…格差だ!!
格差!!格差!!政治は一体なにをしてるんだっ!!
「東洋にやるよ」
「へ?」
「僕には必要ないものだから」
何言ってんだ?ルイの奴……
多分金に不自由した事がないから、金に対する執着心も無いんだろうな……
「お客様? カードで?」
「あっ …… いや 現金でお願いします」
「東洋? なんで? これ使えないのか?」
「いいよいいよ…」
なんか
あの兄貴に 土御門泰親に奢ってもらうみたいで 癇に障る。
「……使えないんだ なんだよあいつ!嘘つきやがって! じゃ、もうこれゴミだな!逝きさらせ!」
ぱ き っ ………
「うわああああああああああっ!!! なっ なに折ってんだよ!!!」
「あはははは!ぱきっ!だって面白い音だな!あはははは!」
なにがそんなにおかしいんだよっ!
そのメタルブルーに輝くセレブカードは
ルイの手で真っ二つになった………(天へ召された……)
だめだ……!
こいつには金のありがたみも教えてやらないと
よろしければお帰りにぽちっと。⇩
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